原口顕人の振り返りブログ

本当は馬のこと書きたいけど書けない系ブログ

「100年後の家事」最終発表会の感想

知らん人からすると、「なんの発表会やねん」て感じやから、わざわざ今日東京まで来て何やったんかの説明から。

 

福岡大学の森田ゼミではLIONさんと「100年後の家事」を考えるプロジェクトを今年やってた。

そんでもって、間に中間発表などを経て、今日がその最終発表会の日やった。

具体的にこの一年間何やっとったんかはまた別の記事に書くとして、

この記事では今日の発表やフィードバックやらの感想を書いていく。

 

まず、森田先生の話では

 

・新規事業企画なんて、自社にあるリソースと、社会動向やビジネストレンドをうまく結びつけてリフレーミングすればカンタンに出来るよ

 

・ユーザがどうこうだけのUI/UXデザインで終わるんじゃなくて、自社リソースやトレンド等のビジネス側の観点があれば社内で実現していける可能性高まってくよ

 

・サービス経済、経験経済ときて、次は変革経済?ライザップ的な。

 

あたりの話は考えさせられた。

 

最初のやつから。

リソースの棚卸し、属人的な技術の言語化・共有については、実際に企業内でどうなされているのか以前から関心があった。

そんな中で、なんで自分がそこに関心あったのかについて、一つの答えが提示された気分やった。

それがイノベーションにつながっとるからやろなあ~ってなんとなーく感じていたところにこの言語化は助かった。

 

次のやつも、なんとなーくこの数ヶ月感じていたことに対して一つの回答に聞こえた。

この2年くらいをUI/UXデザインを学んできて、ユーザの捉え方や抽象化した価値についての理解は進んできた。

でも、ちょいちょい顔を出してくるサービスデザインってやつとは、向き合い方がいまいち分からんとこがあった。

その理由はここ、社会動向やビジネストレンドと結びつけられていなかったとこにあったんだと思う。

サービスデザインの難しさを、「学生やしステークホルダーとか実感あらへんしなー」くらいに捉えかけていたからいい機会だった。あぶねえあぶねえ。

フレーミング能力については自信あるし(ここもいずれ言語化しないとな)、

あとはビジネス側の観点をつければ世の中にもっと還元していけるんだろうなあ。

 

最後の、変革経済のやつも自分の中でしっくりきた。

これは、自分はアクターであると思っているところや、

自分が経験した大きな挫折と、そしてそれを飲み込んで(NOT 「なかったことにして」)くる際に感じた「本来人間が持つ美しさを大事にしたい」って思いがあるところ

やらのバックボーンが「変革」とうまく結びついたからだ。

「変革経済」の、買い手でありアクターでもあるユーザが見せてくれる人間が持つ美しさは、やれCSだESがどうだ~なんて次元を吹っ飛ばす喜びを全ての人に与えてくれるはずだ。

 

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そう思うとやっぱジョジョってすげーなあ。はまるはずや。

 

 

 

森田先生の話の次は自分たちの発表の感想。

正直一番書きたかったことは書けたので手早く。

 

 

今回アクティングアウトもひとつの手法として取り入れながらやったサービスの発表やったけど、これええなあ。

 

ええとこの理由のまず一つに、よりよいフィードバックをもらえるところがあった。

これはUI/UXデザイン的にもサービス化するにしても、「あ~ここ確かにイケてないわ」的なツッコミどころを見つけてもらいやすいってとこ。

今回で言うと、「この動作がトリガーてやけど、これ誤作動起こしそうやん」的なとことか、

「提供する事業者はここであっとん?」とかそこら辺。

 

ええとこの理由のもう一つは、聴衆に情報を共有しやすいところ。

これがあるから理由の一つ目のツッコミが生まれる状況へ促せるんやろなあ。

 

最後の理由は、条件の整理を違う切り口から再度行い漏れが減るところ。

簡単に説明すると、普段はユーザや企画書の条件整理だけだけど、それに加えて動画を用いるって手法を選択すると、

ストーリー・演者(ユーザ)の設定を作り込む必要が出てくるから、徹底して条件を考えぬくことと再確認のフェーズが入り漏れが減るってわけや。

 

他にもええとこあるんだろうけど、今回はとりあえずここまで見つけて言語化した。

アクティングアウトええなあ。

 

 

モノのイノベみたいな連続的に考えることへの危険性もちょい理解が深まった。

でも、あれやねんな。

今は成功体験やしがらみがないから利用状況を捉えして考えることに抵抗ないけど、

就職しておじんになってくると変わってくるところあるんやろうなあ。

 

しんど。

けど、この恐怖を我が物としてこそやし、怖さを知りながらがんばろうかね。