Service Design Night#2の感想
Service Design Night#2のテーマは
『夜に語る。欧州文化とUXとスタートアップと』!
「"夜"に語る…?!R指定つきそうな響きやし、こらワイン片手に語り合う場やな!」
とバイクではなく歩いてきたけど、そんなことはなかった。
内容自体は、最近個人的に大注目の「地域性」、以前から関心のあった「審美性」に関連したものでめっちゃ興味深かったけど!
てなわけで、いつものように関心領域中心に感想を。
欧米UXのいま
いまの欧米ではHCDもUXDもその考えをいかに浸透させるかって段階ではなくて、例えば組織のAgilityを高めるためにUXDを戦略的に経営戦略へ組み込んでいってるって段階らしい。
UX的な考えをベースとした応用的な。
実際にプロダクトやサービスに関するもんだけやなくて、ある程度志向性を持たせた社内文化醸成のためのツールにもUXて使えるよなって感じ。
もちろん、UXD自体の数値化みたいなUXD自体が抱える課題への関心も高いようだ。
ほんで、こういった応用の段階に入ってくると様々な事例が出てきて、そこからは例の地域性ってもんや個人の審美性が見えてくるようになる。
スタートアップのキュレーターの盛り上がりって視点から見ても、FoodやMobility, Social communityの分野が盛り上がってるらしい。
UXDなんかとはちょっと違う文脈のはなし
こういった「産業 × tech」から「より人間に近い領域 × tech」に来てる現在の潮流がある中で、
そこにスタートアップがどこまで参入してきていいの?ってのもちょっとした関心事らしい。
影響度を考えると「失敗はあまり考えずにとりあえずやってみようや!」ではすまん領域やんね、ってとこから来てるらしい。
医療やMaaSのとこでそんな簡単にハデな失敗されたらたまったもんやないよな、と。
これから
ってな感じの流れもあって、社会的には「脱・近代」きてますやん、と。
これはHuman centered DesignからHumanity centered Designへって意味だけじゃなくて、
まじでやべえ数のプレイヤーが存在してる超巨大市場において企業はどういう立ち位置でどんな価値を提供してくべきかをまた考えなね、ってことやと思う。
そこで大事なのが「審美性」なんですわ。
例えばあれや。20年後の未来を考える時に、「見たい幻覚が自由に見られて、全肯定してくれるロボットがいるってなクローズドな世界におれはなっていてほしいと思わない」的な。
こういった審美性の醸成にはそれまでの文脈が大いに関わってるから、その文脈が地域性であれ社内文化であれ、そこのデザインに今後より注目が集まっていくんやろうなあ。
後輩から「こんな(読みづれえ)ブログありかよ」ってお言葉をいただいたから、見出しつけてみた。
誰かほめて。