原口顕人の振り返りブログ

本当は馬のこと書きたいけど書けない系ブログ

第0.4回の感想

この二日間はA野先生からお話を伺った。

初日の金曜日は、その翌日に行うワークショップの説明と、UX,サービスデザインの講座を受けた。

 

ワークショップの説明としては、「外国人の日本人化パターンを見つけ出す」ことをまず指示された。※これについては、ワーク当日に、一里塚?ゴール?として明確に位置づけていなかったため痛い目を見た。

また、パターン化することについても説明があった。事象はパターンではなく、他に応用できるような概念化したものがパターンであると。

具体的な調査手法についても説明を受けた。まずは事象を見て仮説を立てた後、仮説について調査する。そこで終わらず、調査結果を概念化して、その概念化されたものが本当に正しいものなのかと再び仮説を立て調査していく。こうしてぐるぐると回していくことでパターンを見つけていくようだ。

 

さて、講座については感想だけに留めたい。

 

プラットフォームをつくることが一番儲かる、といった話は繰り返し強調されていたので印象的だった。その中で印刷ビジネスの例があった。それはうまくできたビジネスらしいが、プラットフォームとは違うものらしい。同じように見えるのだが、どう違うのだろう?

それと、プラットフォームも陳腐化していく対象なのだなと感じた。イノベーションを二度起こした企業はないようだが、Googleなどは次のイノベーションを起こしプラットフォームをにつくりあげることが本当にできるのだろうか。また、イノベーションを起こしやすい組織モデルといったものが存在するのだろうか。そこら辺も気になった。

 

S-Dロジックにもとづいて進めると、消費者とのタッチポイントは多数存在する。そして、一回でも失態があれば致命傷となることもあるようだ。一回も失態を犯さないのは正直厳しいと感じるので、どのように失態をカバーしたり失地回復していくのだろうか。

 

インタビュー能力とはインタビュイー自身のことを話させる能力である、という話は例も相まってなるほどと感じた。では、どうすればopen questionができるのかについてはいまいちわからない。先生のお話通り、まずは自分で答えをつくっていかないようにしていこうとは思うが。こういったところも、僕の場合は知識を一度捨ててから事に当たらないと得られないのだろうか。この点に関しては、今やっているホースセラピーのバイトで培っていけるかもしれない。

 

最後はブリコラージュについてだ。お話の最初の方は"シュヴァルの理想宮"の話なのかと勘違いした。それはともかく、大学であまり話さないお金お金したお話を久しぶりにお聞きすることになった。僕がこれから何者になるのか、それどころか何者になりたいのかは正直わからない。それこそサイレントニーズである。そんな状況下でやっといても損しないことが、こういった講座を聞いたり部活に真剣に取り組むことなのだろうな。ブリコラージュできるように。

このブリコラージュはパターン化にもつながるようなので、他者のそれを今後は少し意識して観察していくのもよさそう。

 

明日も朝早いので、本日土曜日に行ったワークショップの感想は明日に回します。

第0.31回の感想

福岡は大宰府のイーケイジャパンさんへグループでお話を伺ってきた。

今回は不参加メンバーへの共有も義務なので、固有名詞も出している。悪しからず。

 

 

まずは訪問先での簡単な流れから。

最初は、そこの企業概要やミッション・ビジョンの説明を受けながら適宜質問をした。お茶ももらったよ。

次に、社内にあるファブラボの見学を行う。ここでも質問をちょいちょいはさみながら。

そして最後に、見学した感想などの歓談を行った。

 

それでは、各詳細を順を追って説明する。

 

イーケイジャパンさんは嘉穂無線HDの内のひとつで、10歳未満の子供とその親御さんを相手にしているらしい。

この企業さんは、"先細りする業界","ハード屋としての矜持","コモディティ化"などへの答えが出たようだ。それは、プログラミング的思考やアクティブラーニング、STE(A?)M教育といった流行りにしっかり乗りきることなんだと。その結果、今まではなかった"教材としての商品価値"を共創できたりとニッチな業界を耕せているようだ。

ターゲットに対して体験をどう演出していけばより効果的なのか。それを今後明らかにしていきたいようだ。

 

夏期休業中に行う例のワークについても少し話が出た。詳しくはM田先生がお話になると思われるので割愛する。

個人的には、明らかにしたい課題・リサーチクエスチョンを認識した上で子供を観察するとより学びがありそうだと感じた。

 

それではファブラボについて。ファブラボはレーザーカッターや3Dプリンタなどが置いてあり気ままに工作活動ができる、子供と大人の遊び場だった。好きな人は好きだろうね。

レーザーカッターについては断面が思ったより滑らかだったこと、バリカンのようにレーザーの先端を調整する(たぶん)と切断以外に文字を掘るのも可能だったことが印象的だった。あと、焼き切るのでわりとくさい。

3Dプリンタは、3Dモデルの作成難度や生成にかかる時間など欠点も目についた。逆に、樹脂ら素材の発展に機器の普及、モデル作成をクリアできたら絶対面白くなる。週間空母、週間モビルスーツ、みたいな。

 

最後に、その他の細々とした感想で終わる。

STEM,STEAMはMathとかあるし論理的思考に目が行きがちやけど、もっと重要なのはcreativityや自己表現。トレンドに乗るって悪いイメージもあるけど、考えられたいい選択と感じた。少しそれるが、商学系ならSTEAM以外にもphilosophyや宗教学が必須やと思うけど。

ファブラボ見学の時に筆記用具持って行かなかったのは失態だった。他のメンバーは確か持って行ってた。

そういった失態があったからって訳でもあるけど、スリーマンセルいいね。質問するー考えるー観察するー、みたいなのもいいし。

以上。そんな感じ。

 

イーケイジャパンさん、どうもありがとうございました。

第0.3回の感想

今日は絆創膏のお題で行動観察とワークショップを行った。

 

今回のワークショップでは、まず、絆創膏というお題で新商品アイディアを出し合いチーム単位でまとめていった。

その次は、チームの一人が絆創膏を貼っていき、それを観察して課題や気づき等を文字に起こし共有する作業を行った。

最後に、ペルソナシートを設定して再度お題の新商品アイディアを出し合うワークをした。

 

最初の作業が始まってからは、とりあえず三十秒ほどお題に沿ってそのまま考えた。ただ、僕の場合は既成製品がどうしても頭にチラついて思うようにいかなかった。

そこで、それからは馬用の絆創膏でもある「ヴェトラップ」について考えた。

すると備えるべき機能や顧客の視点に立った提案がいくつか思い浮かんだ。多少ずれてしまったが、逃げた先はいいところだったかもしれない。

その後はチームの意見をまとめる段階になった。他のメンバーは当然ながら?人間用の絆創膏について考えていたようだ。

人間用の絆創膏を考えている人が多かったのが幸いして、案は適当にまとまった。

 

次の作業は、利き手を怪我で使えないというある程度絞った状況を前提に行った。

少し誘導されていた気もしたが、とりあえずやってみることに。

なるほど確かに、課題がより強調されたり新たに出てきたりした。

ただ、それ以上にショックだったことがある。僕は他人をあまり注意深く見ているとはそもそも思っていなかったが、想像以上に見ていなかったのだ。

ヒアリングをする際やナンパをする際には必須の能力なので、ここは今後の大きな課題だ。

 

さて、この日最後の作業では、二つのオプションがあった中で、先にペルソナを設定してから新商品を考える方をチョイスした。

ペルソナ自体はメンバーの一人をもとにした。おかげで新商品を考える時間よりも、ゼミ生を知る時間とついでにペルソナを作る時間に多く回せた。

では、新商品の提案についてはどうだったのか。

先に挙がった課題を意識するように、とM田先生が言及していたが、まだうまくはいかなかった。課題解決先行かアイディア先行か、とのお話を聞いて納得した。

他にも経験価値的なことなども仰っていたが、そこは意識できていたので及第点をあげたい。

 

今日のゼミ活動はそんな感じだった。

そう言えば、3Mはヴェトラップも出しているようだ。なんでもありやね。それはいいからもっと安くしてくれ。

http://www.j-g-i.com/images/material/item_XL/H5280-m.jpg

第0.2回の感想

今日は今後のスケジュール紹介とグループメンバーとのアイスブレイク等を行った。

先週ゼミ全体での顔合わせは行ったので、今回はM田先生曰く「M田ゼミ第一期第0.2回」とのこと。

 

アイスブレイクでは、好きなタイプや嫌いなタイプをチョイスして、それを参考に質問して性格を読み取っていく、という作業をやった。

メンバーのチョイスは、一見矛盾なく選んでる人や「これ逆なんちゃう?」みたいな人も居た。ただ「これはこういう場面ではこうやけど、ここを超えるとこうなんかな?」とか推測していくとまあまあ繋がっていった。ちなみに、本人に確認してみたらおおむね合っていたようだ。

 

この日の活動の最後は、今後自分がゼミ内でどうなりたいか晒していく作業だった。

ファーストペングィンな人も居たし、癒し系、いいとこ取り狙ってくスタイルの人も居た。

僕の方針は「ひっそりしとく系男子、に結局なれない系男子」だ。

面倒くさがりで教えたがりとか、僕の考え方の根底にある"duty"とか諸々を検討し熟慮の上での決断である。いやほんまに。

 

あとは、ちょいちょい言われる「関西出身?」って質問について。
これをこの際せっかくだからそれで通してみようかな、とかそんな感じの一日でした。